10月の与那国島は、夏の強い日差しが少しずつ落ち着き、屋外を巡りやすくなる季節です。
海の青さや草原の景色を楽しみながら、資料館や工芸、島の食文化にも目を向けられる時期。暑さだけを避けるのではなく、自然と文化の両方を旅程に入れると、秋らしい与那国旅行になります。
今回は、10月の気温や服装、持ち物、おすすめの過ごし方をご紹介します。

1. 10月の気温|半袖を基本に、羽織りものを1枚
気象庁の1991〜2020年の平年値では、与那国島の10月の平均気温は25.4℃、日最高気温の平均は27.8℃、日最低気温の平均は23.6℃です。
本州の秋を想像すると、思ったより暖かく感じるかもしれません。日中は半袖で過ごせる日が多い一方、朝晩や風の強い岬では体感温度が下がることがあります。
半袖を基本に、薄手の長袖シャツや風を通しにくい上着を重ねられる服装がおすすめです。冷房対策にも使えるため、軽い羽織りものを1枚持っておきましょう。
2. 10月も雨と風への備えを忘れずに
気象庁の同じ平年値では、10月の月降水量は238.5mm、平均風速は7.7m/sです。平年値はその年の天候を保証するものではありませんが、「秋だから毎日穏やか」と決めつけないことが大切です。
折りたたみ傘に加え、風のある日にも使いやすいレインウェアがあると安心です。足元は、濡れた道や展望場所でも歩きやすい靴を選びましょう。
台風や強風の影響を受ける可能性もあります。出発前と滞在中は、気象情報、航空便、フェリー、予約した体験の運行状況を確認してください。
3. 晴れた日は、草原と海の風景へ
晴れた日は、東崎の草原、立神岩や軍艦岩、西崎の夕日など、島の大きな景色を巡りましょう。
10月でも日差しが強い日はあります。帽子、飲み物、日焼け止めを持ち、屋外を回り続けず、昼に休憩を入れるのがおすすめです。
東崎などでは、与那国馬に加えて牛も放牧されています。子どもの動物を含めて近づきすぎず、静かに見守ってください。道路上にいる場合は十分に減速し、動物が移動するまで待ちましょう。
夕日は日没時刻の45〜60分前に到着すると、空が変わっていく時間から楽しめます。岬では風の強さを確かめ、柵の内側で安全に過ごしてください。

4. 雨や強風の日は、島の文化に近づく
天候が崩れた日は、無理に絶景を追わず、資料館やDiDi与那国交流館、伝統工芸などへ予定を切り替えてみましょう。
与那国島の魅力は、海や夕日だけではありません。島の言葉や歴史、台湾との距離、暮らしの中で受け継がれてきた織物に触れると、晴れた日に見た風景にも別の意味が生まれます。
開館日や体験の受付方法は変わることがあるため、訪問前に各施設の最新情報をご確認ください。
▶ 雨の日の島時間を見る
5. 2泊3日なら「絶景・体験・予備日」に分ける
10月の2泊3日は、次のように組み立てると天候に合わせやすくなります。
1日目|到着と夕日
ホテルへチェックインし、天気と翌日の予定を確認します。時間と天候に余裕があれば、西崎の夕日へ向かいます。
2日目|絶景または体験
晴れていれば東崎、南側の景勝地、比川エリアへ。予約した体験がある場合は、その時間を中心に前後の予定を組みます。
雨や強風なら、文化施設、工芸、島の食へ切り替えます。
3日目|やり残したことをひとつ
天候を見て、前日に行けなかった場所へ短時間立ち寄るか、お土産を選びます。出発便に合わせ、早めに空港へ向かいましょう。
旅程を固定しすぎず、1日目と2日目の予定を入れ替えられるようにしておくのがポイントです。
6. ホテルを拠点に、休む時間も予定に入れる
島を一周できる距離だからこそ、つい多くの場所を詰め込みたくなります。しかし、景色を追い続けるより、ホテルで休み、夕方にもう一度出かけるほうが旅を長く楽しめます。
アイランドホテル与那国の客室は36㎡。コインランドリー、各階の電子レンジ、無料Wi-Fiもあり、連泊の拠点としてご利用いただけます。
個人のお客様向けの朝食は現在提供していないため、朝食の準備は事前に。ランチとディナーは館内レストランをご利用いただけますが、営業状況は旅行前にご確認ください。

10月の持ち物チェックリスト
- 半袖のトップス
- 薄手の長袖または風を通しにくい上着
- 帽子、日焼け止め、飲み物
- レインウェアまたは折りたたみ傘
- 滑りにくく歩きやすい靴
- モバイルバッテリー
- 常用薬と酔い止め
- 少し余裕を持たせた旅程
まとめ
10月の与那国島は、まだ暖かさが残る一方、風や雨への備えも必要な季節です。
晴れた日は草原や海、夕日へ。天候が崩れた日は文化や工芸、島の食へ。ひとつの予定に絞らず、その日の空に合わせて選べる旅程を用意しましょう。
自然と文化を行き来しながら過ごすことが、秋の与那国島を味わうコツです。
