何万年もの風と波が刻んだ、自然の芸術。
日本最西端の厳しい自然環境は、時に想像を超える造形を生み出します。
海中から天を突くようにそびえる巨岩、軍艦のように重厚な岩礁、森に潜む謎の石。
それらは単なる地形ではなく、島の守り神として、あるいは畏敬の対象として、
静かに、しかし圧倒的な存在感でそこに在り続けています。
所要目安
各20〜40分
難易度
★☆☆
おすすめ
晴天
注意点
足元注意
島に宿る、石の物語
意志を感じる3つの巨石
島の南東、荒波の中に屹立する高さ約30mの巨岩。
古くから「神の岩」として信仰の対象とされ、海からやってくる神々が最初に降り立つ場所とも言われています。
展望台から見下ろすその姿は威厳に満ちており、見る者を圧倒します。
サンニヌ台の近く、海岸線に横たわる巨大な岩塊。
その名の通り、海原を行く軍艦のような重厚なシルエットをしています。
規則正しく割れた岩肌や平らな上部は、自然の浸食作用だけで作られたとは思えないほど緻密です。
内陸の森の中に突如現れる、人の顔のような形をした巨石。
自然の風化による偶然なのか、あるいは古代人が意図的に加工したものなのか。
木漏れ日の中に静かに佇むその表情は、どこか遠くを見つめているようにも見えます。
観賞のアドバイス
巡り方： 立神岩と軍艦岩は比較的近く、車での移動がスムーズです。
人面岩は少し内陸に入った場所にあり、遊歩道を歩く必要があるため、歩きやすい靴での散策をおすすめします。
岩場や展望台周辺は足元が悪い場所があります。
また、神聖な場所として大切にされているエリアもありますので、敬意を持って観賞しましょう。
近くのスポット
島のエネルギーに触れた後は。
圧倒的な自然の造形美に触れ、心地よい刺激を受けた一日の終わり。
ホテルの洗練された空間で、静かに今日見た景色を振り返る。
そんな大人の休息をご用意してお待ちしております。